2022年11月23日、寺山散策イベント『寺山おタカラ発見!』が開催されました。多くの参加者と一緒に寺山の散策をしたり、中高生などが世界文化遺産の紹介(パネルガイド)をしたりしました。
撮影者の徳留(このHPを制作した者です)も、張り切って「心岳寺参り(現在の平松神社へお参り)」に参加しました♪
受付開始の朝9時。その直前まで雨が降っており、ちょっとハラハラしました。しかし、9時を過ぎたら雨が止んで、無事にイベントを開始できました。
挨拶の後、「寺山散策」と「心岳寺参り」に分かれて、それぞれ活動を開始します。
寺山の自然遊歩道を霧の中歩いて、心岳寺(現在の平松神社)へと下りる山道の入り口「金木崎」に到着です。ここから、山をおります。
雨上がりで緑が綺麗でしたが、足元が濡れて滑りやすくなっていました。落ち葉はまだ踏めるのですが、粘土質の土で坂道になっていると……何度か滑りそうになりました。
慎重に小幅で歩きながら、みんなで下りていきます。
ロープにつかまりながら、スタッフのサポートも時々かりて、ゆっくりと山を下りていきます。そして、ついに――
海沿いの平松神社(心岳寺)に到着です!
吉野台地⇒寺山をくだる⇒国道10号線(海の近く)までの1時間半ほどの移動でした。
平松神社の方々のふるまいや加治木饅頭などがあり、みんなもホッとして笑顔になりました。
平松神社から見える景色も爽快です。
その後、心岳寺参り組はバスで寺山ふれあい公園に戻ります。お昼ご飯として、おにぎりやお汁粉を楽しみます。
そして、まずは吹奏楽部の演奏(吉野中学校)から始まり、吉野兵六ぼっけもん団による鹿児島弁の吉野兵六物語、尺八の演奏、そして環境美化活動の紹介(磯海水浴場の清掃をする大学生の有志)や世界文化遺産のパネルガイド(東高校、吉野東中学校、吉野中学校)などなど。
それぞれの紹介が終わった後、締めの挨拶でイベントは無事に終了しました。
その後、「寺山炭窯跡(修復中)への散策」ができ、希望者は寺山炭窯跡へ移動します。
大雨の土砂崩れの後、復旧工事中の炭焼窯跡。工事の中で分かったことや工事の進め方などについて講話をして頂けました。
石組の様子も近くで見ることができます。
復旧工事は着実に進んでいますので、また荘厳な姿を見せてくれることを楽しみにしていたいと思います。
――以上で、2022年11月23日、寺山散策イベント『寺山おタカラ発見!』の取材レポートは終了です。
実際にイベントで歩きながら、一日参加した私の感想としては2つあります。
1つ目は「心岳寺参りは想像以上にハードでしたが、達成感があり、また色々な自然観察もできて楽しかった」2つ目は「今回のイベントは地元の中高生や大学生、大人の有志の活動、どなたもが熱心で、地元の吉野に住む私にとって様々な発見のある場でした。この雰囲気や吉野の歴史や文化を大切にして行きたい」という気持ちです。
また来年も開催されるので、ぜひ皆様もご参加下さい。「寺山散策」はゆるやかに、「心岳寺参り」はけっこうハードに、一日を満喫することができます♪
寄稿:徳留工作工房/徳留賢治(当HPの制作と管理者)